hagiのブルースハーモニカブログ事始め

ブルースハーモニカについて、思いつくままに、自由に語りたいと思います。カテゴリはブルースハーモニカの演奏となっていますが、ブルースハーモニカに少しでも関係があるなら、演奏だけでなく関連した記事も書きたいと思います。また、ブログを始めたばかりなので、ブログのことも記事にしたいと思います。

 しばらく投稿できませんでした。
近親者が病気でその看病でいっぱいでした。
衣食足りて礼節を知る、ともいいますが、人生において音楽よりも重要なこともあります。
できるだけ毎日ブログに投稿しようと始めたわけですが、人生のとある局面では、ほかにより重要なことが優先されることもあります。 
 自宅を離れ、病院の近くに滞在し、ほんの隙間の時間でこのブログを書いています。
 ブルースハーモニカの旋法まで書いたのですがそろそろネタにも詰まってきました。
 次回からどのようなテーマでブログを続けていくか、これから考えます。
 

エオリア





全線が全音、点線が半音を表します。第3と第4および第5と第六の音程差が半音、後はすべて全音です。


             穴番号と吹き吸い         

穴番号

3

4

5

6

7

8

9

10

吹き

吸い

ファ

ファ


  エオリア旋法では、第2音と題3音、第5音と第6音の音程が半音で後は全音です。
階名でいえば「ラシドレミファソラ」となり、ブルースハーモニカでは中音部から高音部にかけて「6番吸・7番吸・7番吹・8番吸・8番吹・9番吸・9番吹・10番吸」となります。
吸いが5回吹きが3回と吸いが多く,息がたまります。
吹き吸いと穴移動でどの音が発音されるのかを完全に記憶し、これをイメージして演奏することが必要になります。「ラシ」と音階の始まりに吸いが続くので要注意です。
3番の吸いベンドで「ラ」を発音すれば、低音部から中音部にかけて「3番吸ベンド・3番吸・4番吹・4番吸・5番吹・5番吸・6番吹・6番吸」となります。やはり吸いが多くなります。
「ラ」が主音となりますが、「ラ」をベンドで発音すると、他の音との音色の違いに、違和感があります。特に楽曲の最後に「ラ」のベンドになることが多いので、低音部で使うのはあまり好ましくありません。
中高音部で使うのは、高いキーのハーモニカ、例えばFのキーだと音程が高くなってしまいます。
この旋法はいわゆる自然的短音階と呼ばれているので、長調と並んで音階の中心になっています。日本の歌謡曲やフォークソングにも多く使われていて、おなじみのものです。
低音階で3番吸いベンド、中音階で6番吸いベンドで「ソ#」を発音し和声的短音階にすることもありますが、音色に違和感があり、使うには注意が必要です。

ミくクソリディア
全線が全音、点線が半音を表します。第3と第4および第5と第六の音程差が半音、後はすべて全音です。

穴番号

2

3

4

5

6

7

8

9

吹き

吸い

ファ

ファ


 今回は、旋法のフリジア、リジアは省略して、ミクソドリアを話題にします。
階名では「ソラシドレミファソ」となり、中高音部で「6吹・6吸・7吸・7吹、8吸・8吹・9吸・9吹」で演奏できます。
また低中音部で「3吹・3吸ベンド・3吸・4吹・4吸、5吹・5吸、6吹」でも演奏できます。
中高音部では吹きが4回、吸いも4回で吹き吸いのバランスはよくなっていますが、7番,8番.9番と吹きの音程が吸いの音程よりも高くなっていて、穴番号移動と吹き吸いを常にイメージしていないと間違えてしまいます。
低中音部でも吹きと吸いは4回ずつでバランスはいいのですが、2番穴の吸いで「ソ」を発音すると吸いが多くなります。
2番から4番まで同時に吸うと「ソシレファ」の和音となり、ト調のドミナント7thが得られます。和音の関係から、また、音を滑らかに発音することからも「ソ」は2番を吸って出すことのほうが多くなります。
ミクソドリア旋法はブルースの音階と関連していて、3番吸いベンドで「シ♭」、4番吸いベンドで「レ♭」、5番ストレート吸いで「ファ」がでますので、ト調ブルース音階をえることができます。
ファを半音あげ「ファ♯」とすれば、ト調のスケールを得ることができます。
9番の吹きベンドでファ♯は出ますが、正確な音程を発音するのは、難しいものです。
キーCのブルースハーモニカをセカンドポジションデ演奏することについて、その意義を以前書きましたが、ブルースハーモニカの特徴を最も引き出すのが、ミクソドリア旋法であると言っても過言ではないでしょう。






 

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